概要
今の会社には、「10分でわからなかったら質問しよう」という文化があります。
私のような駆け出しエンジニアにとってそう言っていただけることは非常にありがたく、研修中から考え方に詰まったら聞くようにしていました。
しかしながら、いざプロジェクトに入って開発をするようになると、なかなかそれをスムーズに実行することができませんでした。
そこには
- 前職での「自分で調べ尽くしてから質問をしろ」という文化がまだ残っていた
- 質問をする時には常に「やりたいことは〇〇で、今コードは△△になっていて、それに対してXXを試して〜〜〜」みたいなことをキッチリ書くべきだと考えていた
のような、自分で勝手に質問のハードルを上げていたことが理由としてあったような気がします。
その結果、昨年一度タスクを抱え込んで痛い目を見たことがありました。
その時に教えていただいた、周りを頼って成長するための考え方を参考に、それ以降は気掛かったことがあればすぐに相談して、タスクを進めることができたので、メモとして残してみます。
自分の成長がチームのためになる
まず社長の技術力・開発スピードが、今後1〜2ヶ月で著しく向上することは考えづらい。
しかし貴方はビギナーなので、倍になることも割と現実的。
自分の成長に力を使ってくれる方が、チームにとっても助かる
だいたい氷山の一角
自分で調べる、粘ることに制限時間を設けるというやり方は聞いたことがあるかもしれない。
とはいえ、「あとこの部分が分かれば誰かの手を煩わせることなく解決できそう!」ということもあるでしょう。
しかし経験則的に、それで分かったことは実は氷山の一角であったり、その後に新しい課題が見つかったりすることが多い。
だから自分だけで対処しようとするのには時間で制限をかけるべき
先行投資
自分が調べたら何日か要するかもしれないことでも、先輩はかかっても数時間で説明できる。
もしかしたら、その先輩も過去に何日もかけて調べたのかもしれない。
そこに気を遣ってしまうこともあるかもしれない。
しかし、そこは「せっかくその人が先行投資をしたのだからそれを享受しよう」と考えるべき。
自分が調べたらもっと時間がかかるところが数時間で済んで、浮いた時間で別のタスクをこなすこともできる。結果チーム全体で先に進むことができる。
数質問すれば、質問も上達する
そのままだが、誰かをメンションして聞いた方が良いのか、誰かが気づいたらで良いかもとつぶやき程度にSlackに書いておくのか等、確かに質問を多めにするようになってからそこまで経ってはいないけれども気づきがあったように感じる。
あとは自分がごちゃごちゃ考えるよりも聞いてしまった方が圧倒的に解決が早いし、先輩にとってはさもない質問で、手を煩わせているという感じもそこまで無いということが分かって、質問へのハードルも下がってきているようにも思います。
まとめ
今回自分の行動を変えることができたのは、質問を躊躇うことの弊害、また質問によって得られるメリットを、
言葉で理解することができたことが大きな一つの要因だと考えています。
自分ではそこを言語化できなかったので、「質問したら〇〇思われるかも」「質問せず解決した方が良いかも」といったような、特に根拠のない感情寄りの行動でデメリットを生んでいたのではないかと思います。
今後も0秒思考等々活用して、どんどん自分の思うことを言語化して整理できるように練習していきたいです。